白蟻のすむ本棚

シロアリです!!!!!!!!

8/30〜9/5 ポサリンピック 振り返り

 シロアリです。とても遅れてのことになりますが、ポサリンピックのオンレポを書きます。時間が経ったことによって見えてきた部分とかもあるので、不揃いな文章になっているとは思いますが、公開の日記のようなものとしてご覧いただければと思います。

日ごとの振り返り

1日目:8/30(Wed)

開会式中に起き、パラドックス1on1の最終調整をしながら企画の開始を待ちました。

パラドックス1on1
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・考察

 トップメタが

 ・殴り合いを拒否する滅びシッポ

 ・殴り合いに負け辛い甘えるカミ

の二軸で構成されると考えました。そこで、この2匹のポケモンにある程度的を絞り、ここには負けず、なおかつ他のポケモンにもある程度殴り合えるポケモンを探しました。そこで育成したのがこのポケモンです。

 

 タイプ一致で上記2匹に抜群を突け、甘える無効、ミラーでの地均し無効とかなり高い殴り合い性能を持っています。また、ミラーやイダイナキバ意識の地面テラスで採用しました。

 

・実際の対戦

 初戦から配信卓(上の写真)で緊張しました。覚えている限りのマッチングを書きます。

 ①セレモンさん/テツノカイナ(配信卓):負け

  鉄壁から入るかかなり迷ったが、まあ打ち勝てるだろうと地震を連打したところ、ドレインパンチとのダメージレースに負けてしまった。急所を考慮しないならせっかく入れたので鉄壁から入るべきだった。

 ②クロルさん/サケブシッポ:勝ち

  「守る→金縛り」読みの「地震→ヘビーボンバー」が刺さって勝ち。こういう勝ち方が一番嬉しい。

 ③ナユさん/テツノワダチ:負け

  地面テラス地均しを打とうとしたら、スカーフ鋼テラアイアンヘッドが飛んできた。なぜ?????と思ったトレーナーの怯みをポケモンが忠実に感じ取って敗北。

 ④エクスさん/テツノドクガ:負け

  どうせS抜かれてるし、弱い技か技外しに賭けるか...と思って地均しから入ると、まさかの先制&ミリ耐え。オーバーヒートで焼かれて無念の負け。結果論だが選ぶべきは地震だった。

 ⑤さんたさん/スナノケガワ:勝ち

  地均し+地震で勝利。ポケモンがガン有利だったので負けなくて安心した。

 ⑥あああ!さん/テツノブジン:勝ち

  インファイト+影撃ちを耐え、地均し+地震で倒して勝利。

 ⑦シアンさん/ハバタクカミ:勝ち

  勝ち越しがかかった大事なマッチ。ブーストエナジーで素早さが上がったのを見て、甘える型を確信。ドヤ顔のクリアチャームで勝利。大一番で発動できてとても嬉しかった。

 

・結果

 序盤で負けが混んだのでオポも低く、96人中46位というなんとも言えない結果になりました。どうやら僕と同じくクリチャワダチを持ち込んだアスタチンも4-3だったようなので、思ったよりも考察が外れ、さまざまなポケモンがいたようでした。そんな中でも、優勝は滅びシッポだったので、時には素直な考察も必要だと強く感じました。まあ勝ち越せたんで良いんではないでしょうか。まずまずのスタート。

リトルカップ
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・考察

 明らかにトップメタなのがバスラオ(しろすじ)とストライクであり、この2匹を受けることができるポケモンとしてヒドイデタマゲタケムウマが存在するような環境を想定しました。

 水・ゴーストの範囲がとても優秀で、霊テラ御墓参りを受けることがなかなか困難だと考え、初めにバスラオ(しろすじ)を採用しました。剣舞ストライクのストッパーの役割も担えるように、霊テラとも相性のいい気合の襷を持たせました。

 バスラオの対策として選出されそうな耐久ポケモンを起点にでき、毒菱戦術にも耐性を持てる補完アタッカーとして、性能と噛み合った優秀な積み技の爪研ぎと身代わりを採用したワシボンを採用しました。元々御墓参りが無効なので、バスラオに1ターン作れる水テラスタルで育成しました。

 かなり強力な性能の2体ですが、特にワシボンは、起点を作ることでよりその性能を発揮できると考えたので、ステロ+吠えるで相手の展開を阻害しつつこちらの展開を狙えるドロバンコを採用しました。マイペースは威嚇持ちのヒスイハリーセン意識の選択で、ヒスイハリーセン軸には裏から出してかなり強力に戦えるような技構成にしました。

 想定していないギミックへの対策手段として、物理特殊共にかなり高い耐久を実現でき、滅びの歌を覚えるムウマを採用しました。

 ここまで、構築が中速・物理に寄っていることから、汎用性の高い高速特殊アタッカーとしてスカーフキリンリキを採用しました。環境に多そうな毒タイプ・欠伸絡みのサイクルと、それをメタる身代わり入りの対面構築の両方に強そうです。

 最後に、バスラオを取り巻く水テラス環境や、ストライクに通る電気タイプの打点を持つアタッカーを採用したいと思いましたが、電気タイプのポケモンでろくなものがいなかったので、電気テラバーストをストライクやバスラオの上から打てるヒスイニューラを採用しました。ちなみに、育成ミスでこいつはSが低かったです。詳しくはポサリンピックの配信を見てください。リンク(30分あたりから僕の対戦)

 以上まとめて、下のような構築が完成しました。強いか弱いか見た目じゃわかりにくい!!

・実際の対戦

 ①ガラシさん(配信卓):勝ち

  初手投げのスカーフキリンリキが2体破壊し、ラス1のストライクをニューラのテラバで〆て勝ち。ツインビームで襷貫通するの強すぎた。

 ②よまいさん:負け

  トリル眼鏡クズモーに轢き殺された。裏から出てくるハリーセンもちょっと重めだった。

 ③イルさん:負け

  覚えてません!!①

 ④halgionさん:勝ち

  覚えてません!!②

 ⑤ぽんさん:勝ち

  覚えてません!!③

 ⑥パニックさん:勝ち

  初手のクヌギダマに両壁+ステロと完全に起点を作られてまずいと思ったが、キリンリキバスラオが最強すぎて裏のキリンリキを削り切ることができた。

 ⑦ソーガテムさん:勝ち

  カラナクシを起点にワシボンが積むことができて最強だった。電テラムウマ(恐らくきせき持ち)を破壊するワシボンのパワーやばすぎる。

・結果

 5-2で10位でした!!58人中なのでかなりいい順位ですが、もう一勝したかったなあ...というところです。ハリーセンや壁展開をもっとちゃんとメタることができればよかったかもしれません。

一個上に変な人がいますね...

 

1日目終了。タイプ統一シングルの構築がなかったので、必死に作ってから就寝しました。

2日目:8/31(Thu)

なんとか企画開始の2時間前に起きました。ハバタクカミは突破されていましたが、十分な額は稼いでくれていたので、無事に構築を作ることはできました。

タイプ統一シングル
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・考察

 ギリギリまで構築がなかったので、急遽去年と同じノーマル統一を用意しました。トリル+ビルドガチグマのシンプルなものです。完全新規育成はオドシシ、ガチグマの2匹だけです。

・実際の対戦、結果

 破壊されました。初戦のガブのアイへ怯みでガチグマが飛んでから、鉄壁ボディプレス系統に何度も当たったりしたのがきつすぎました。オドシシが弱すぎたのと、テラスタイプにもっと工夫の余地があったのが反省点です。

 

 次の日のポケカスタンダードに向け、旧友のえうぷふとオンラインポケカを数戦しました。解散後には、ランクマ最終日なので、当然ランクマをしました。結果はお察しの通りです。

3日目:9/1(Fri)

11時くらいに起きて、たなけーさんの最終1位にひとしきり感動してからオンラインポケカのセッティングをして企画を迎えました。

ポケカスタンダード
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・考察

 特に捻りもなく、当時使っていたアルギラリーフィアを使った。普通のアルギラに加え、新弾で出た流行りの悪テラスタルリザードンの弱点をついてワンパンできるリーフィアを採用した。その採用に伴い、後攻1ターン目のアビスシークや風読みを緑化細胞+拘りベルトで咎めることができるように構築を調整した。

・実際の対戦

 詳細な試合順・内容は覚えていませんが、マッチアップ・勝敗を書きます。

 アルギラ 勝

 サナ 勝

 ロストザマゼンタ 負

 ロスギラ 勝

 サナ 負

 赤ロスト 負

 ロスギラ 負

 

  前日の練習相手のえうぷふと2戦目でマッチングしたのが印象的でした。サーナイト相手に先攻から積極的にロストシティ→雪道×3と、スタジアムを積極的に貼っていきながら戦うことができたのが良かったと思います。リーフィアの採用理由である悪リザとはマッチングせず、雪道があまり刺さらないロスト軸と4度もマッチングしたのが若干運の悪い要素ですが、プレイングや構築に改善の余地は多くあったように感じます。

 

・結果

 ちょっと悔しかったですが、あまり普段は体験しないオンラインポケカをたっぷり7戦も出来て楽しかったです。僕自身は決勝トーナメントに残れませんでしたが、ぽけっちの先輩であるあめさんがインテウーラで6-1していたのでSD終了後は配信を流して応援していました。準優勝、めでたいです🎊

 

次の日は全く僕が関与しない日だったので、ポケサー非関連の作業をしてから寝ました。

4日目:9/2(Sat)

ゆっくり1日を過ごしました。

5日目:9/3(Sun)

SVダブル(運営)
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 予選時の当日運営業務として、タイムスケジュールのアナウンス、配信卓の依頼、Tonamelの操作を担当しました。当日の配信卓可能者をリストアップして下さったそらまめさん、配信卓の依頼を協力して行って下さったmicroさんに加え、体調が悪い中でもTonamelの処理や全体のサポート、ルール説明を行ってくれたハラtheニクには頭が上がりません。

 配信に問題がないか確認しながら、時には対戦の内容について雑談し運営業務をこなすのはなかなかに忙しい反面とても楽しかったです。

 決勝トーナメントでは、Tonamelの操作をハラtheニクに任せ、会場での説明や表彰を運営業務として行いました。決勝で無理を言って直撮り配信してもらったさらいぇくんをはじめとして、配信卓を快く引き受けて下さった方々に感謝しています。

posalympic.hatenablog.com

 上のブログにもコメントしましたが、参加者の皆さんのおかげで、とてもレベルの高く、格式のある大会にふさわしいものになったと感じています。ダブルバトル面白いですね。PJCS予選以来あまりモチベ高くできていなかったので、また取り組みたい気持ちになりました。

 

 一通り疲れ切った後、翌日の名探偵ピカチュウの当日運営の召集を受けたのでアラームとポケモンスリープだけ設定してから寝ました。

6日目:9/4(Mon)

名探偵ピカチュウ(当日運営)
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 何も知らないまま9時に起きて当日運営の会議に出席しました。全く事前情報を把握していなかったのもあって、会議で企画の全容を把握できていないまま当日運営に入りました。

 ココフォリアというツールは遥か昔に一度TRPGで触れただけだったので、少し操作に不安は抱えていましたが、僕が担当した5班には気さくに雑談で場を繋いでくださる方が多く、ポケサーというコミュニティの温かさを感じました。予定より遅れての開始になったものの、開始以降は、ゲーム性の新鮮さも相まって、とても盛り上がりました。ポケモン好きな大学生と、得点計算や推理要素のあるゲームは相性抜群であることを理解しました。

 面白かったんで、しっかり作り込んでぽけっちでもやってみたいです。

SVシングル
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・考察

 あまり時間が取れず、かもがわ対戦会の構築を流用しました。

・実際の対戦、結果

116人中、悲しみの73位でした。特にコメントはありません。こういう大会では、しっかり考察期間をとって臨まないといけないといけないということを痛感しました。あと、圧倒的に環境ポケモンの育成数が足りないこともひしひしと感じました。四災、二周目すらしていません。

 

 当人比早起きした日だったので、この日は割とすぐに寝ました。

7日目:9/5(Tue)

自分の関与する企画はなかったので、1視聴者としてポサリンピックを楽しみました。最後にアンケートだけ投げて運営終了。無事に全日程が終わって安堵しました。

 

運営としての振り返り

 これ以降、レポートではなくシロアリ視点、ポサリンピックという企画全体について感じたことや運営の振り返りを順不同、主観多めで書きたいと思います。

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・〜開催決定

posalympic.hatenablog.com

 上の記事にある通り、ポサリンピック2023は、ポサリンピック2022の終了時点では構想すらありませんでした。ポサリンピック2022をとても楽しんだ僕にとっては、少し悲しいことではありますが、運営にかかる時間的な負担やプレッシャーを考えると仕方がないことです。

 

 とある日のポ1の定期通話で、ポサリンピックについての話題が出ることがありました。僕自身はその通話で、

 ・ポサリンピック2023がこのままだと開催されないこと(上の記事)

 ・現状、クロサナさんにその件で連絡をとっている人がカルミア以外にいないこと

を初めて知りました。その通話を通して、カルミア・ハラtheニクという当時のポ1で精力的に活動していた二人を中心に据えて、ポサリンピック2023を開催しようという機運が高まりました。現在の「ポサリン2023運営」のDiscord鯖は、当時(仮)を末尾につけて始まったものです。

なんと、サーバー二人目の参加者です。

 

 クロサナさん・サザナミさんという過去のポサリンピックに知見のある二人を招聘し、当時のポ2(現在のポ3)の一部で、夏にポサリンピックに代わるような大型企画をやりたいという話が持ち上がっているという話を聞きました。今夏に行われた「ポケモンサークルフェスタ2023」に当たるものです。当時は情報が錯綜しており、お互いの立場を確認するために話し合いの場が設けられました。

 

 話し合いの場では、現ポ3の方々から、ポサリンピック2023を行うことについて懐疑的な意見を受けました。要約すると、

 ・現在のポ1は成功実績がなく、昨年までのクオリティが担保できないことが考えられる。ポサリンピックと言う名を汚すことにならないか?

 ・コロナ禍の収束した今、オフ企画の方が優先度が高いのではないか?

というものです。それに対し、「全国各地で繋がったコミュニティがあることそのものがポケサーの意義の一つになっている今、大規模なオンライン企画は開催すべきだ」というのを主張しました。協議の結果、規模の縮小を視野に入れつつ「ポサリンピック2023」という名を引き継ぐ、ということで譲歩して頂きました。

 

 個人的には、今回のポサリンピックは、問題点こそあったものの、全体として見れば成功したものだと判断しています。伝統を維持できたでしょうか。今回の開催がポケモンサークル全体にプラスになったと信じたいです。

 

・開会までの運営

 サーバー設立が2023/1/14、現ポサフェス運営との話し合いが2/3に行われ、各サークルの渉外を中心に声を掛け、2/15に執行部が発足しました。執行部内で担当を振り分け、運営の1次募集の記事が出たのが3/15です。僕は企画統括担当として、各企画担当が出揃い次第すぐに業務に移ることができるような環境を作るのが役割でした。

 

 企画担当が出揃い、6月末を企画書〆切として、企画の決定、企画担当の割り振り、各企画担当の企画書の作成が行われました。7月中は、企画書の精査・試運転に充てられました。......というのが本来の計画だったのですが、僕が自身の都合で7月中は忙しく、あまり業務に時間を割けなかったのが本音です。実際ここで僕からもっと働きかけるべきだったと思っています。

 

 また、本来は企画書の書式の統一、当日運営のマニュアル作成の依頼、その精査までを企画統括担当で行いたかったのが本音なんですが、企画担当に直接主催から指示が出ることもあって、僕は企画統括担当としての動き辛さを若干感じました。その大きな要因として、ポ2の過疎化による主催2人との話す機会の激減が考えられます。もしかしたら、こういう大きな企画には、日程を合わせた会議に加えて、定期通話のような形式の話し合いを加えた方がいいのかもしれないなどと考えました。

 

・アンケートの結果を受け、改善すべき点

 ポサリンピック2023サーバーで実施したアンケートの結果を、僕の中で問題点を整理する意味でも、まとめていきたいと思います。

 ①情報の開示が全体的にかなり遅かった

 ②企画内容、投票方法やレギュレーションの変更が不透明に行われた

 ③ブログとDiscord、Xで矛盾が発生していることがあった

 ④当日運営の練度

 ⑤個人情報の取り扱い

の主に5点が挙げられています。

 ①、②、③に関しては、企画書の提出→試運転・校正→発表という順序を徹底すれば極力減らせた指摘だと思っています。運営のガイドラインをより明確に定め、何月中旬までといった解釈の分かれやすい締め切りではなく、具体的な日付を締め切りに設定すればより見通しが立ちやすいと思います。

 ④は、試運転の甘さがモロに出た結果になりました。当日運営用マニュアルを来年以降作成することで改善されます。

 ⑤は、ごめんなさい。おそらく、企画に対しての運営の人数が少なかったことによるミスだと思われます。運営ラジオ・クイズ(執行部企画)は企画数の割に運営の割り当て人数が少なかったので来年以降似たような企画に関わる機会があれば気をつけようと思います。

 

といった感じです。配信関係は管轄外なので触れていません。

 

・終わりに

 最後に少しだけ触れますが、ポサリンピック2024の開催に関しては、未だに何も動きはないと思います。僕は、何かしら声をかけて頂いた際には今回の経験を生かして働こうといったぐらいで緩く考えているので、ポサリンピック2024を含め、何かしら運営の人数が足りないといった企画がある際には、お声がけ頂けると喜びます。

 

 このポサリンピック2023という企画は、開催決定前からその運営を危ぶまれていたものの、一つの形としてまとまったと思っています。

 それはひとえに、粉骨砕身、企画全体に目を通してリーダーシップをとってくれた主催のカルミア・ハラtheニク両名、以下執行部、企画部・配信部と続く運営の方々、そして企画に参加し、楽しみ、盛り上がりに貢献してくださった参加者の皆様のおかげだと思っています。ありがとうございます。

 この経験を糧に、僕自身もさらに成長していきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。