白蟻のすむ本棚

シロアリです!!!!!!!!

【pjcs第3回使用構築】リュウと浮いている鋼は強い【瞬間最高1776、だったはずなのに...】

 シロアリです!!!!!!!!!あまりにも悔しいので、文章にぶつけます!!!!!!!何が悔しいのかというと、pjcs第3回で、ボーダーまで乗せたはずのレートを、ドブに捨てたことです!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 何があったのか時系列に沿ってまとめます。

 

①WCSが横浜開催!?これはダブル頑張らざるを得ない!!!

②第1回予選、第2回予選でボコボコにされる

③3度目の正直!!第3回予選はめちゃめちゃ調子も構築もいいぞ!!(2日目時点で24-6)

④1776!!これはシロアリダブル勢として開花か!!??←調子に乗っている

⑤もう一戦...(負け)

⑥ ⑤を繰り返す

 

 こうです。何と馬鹿なことをしたんだとお読みの方は思うでしょう。今の僕も思っています。しかし、相談できるダブル勢の友達がいない、そしてダブルの大会への造詣もない、さらには徹夜明けで脳が働いていない状態の僕には、保存というたった二文字の画期的なアイデアが浮かばなかったのです。

 

 励ましてください...

 

 とまあ、恨み節はここまでにして、とりあえずいい結果であったことには違いないので、構築とそこに至るまでの経緯を書きます。このブログをここまで読んでくださっている方々に言うのも何ですが、これは構築記事ではなく、構築に悩む一人の弱小ポケ勢の日記のようなものです。自分で見返して振り返るためのものですので、悪しからず。

 

 

 

 

第1回予選、第2回予選の総括

第1回予選

サークルの新歓とモロ被りだったので、練習もできずぶっつけ本番で挑みました。ハバタクカミが異常に多いと言うことだったので、それをぶっ潰すルートを複数持てる構築を作ることをコンセプトに構築を作りました。並びは下の通りです。

 

・パオの礫+カイリューの珠アクジェ

・Sブースト鋼ツキのアイへ

・チョッキ毒キバの何かしらの攻撃

 

の3通りのハバカミ初見殺しルートを作って挑みましたが、結果は16-19、レート1449の惨敗。ツキが性格変更忘れでA↑型になっていたとか色々ミスはあったものの、単純に練習も考察も足りなかったという事実が明らかになるだけの結果でした。

 

第2回予選

ダブルバトルが楽しかったのもあって、新歓期間中だったが多少無理して時間を作りました。(新入生にダブル勢がいるのもモチベーションになった)

ぽけっち同期の 海底(@poke_haitei) から「弱保ディンルーが(シングルで)強い」という話を聞き、味方殴りで能動的に起動できるダブルではより強そうだと思ってそれを軸に構築を組むことにしました。前回予選でアーマーガア+ディンルーの並びで結果を残された方がいらっしゃっため、その偽装にもなるかなと思って味方殴り役には追い風+蜻蛉ができるアーマーガアを用意しました。そこから色々あって完成した構築がこちら。

 

 

初手にディンルー+(ガアorタクン)を投げて粉砕する構築です。試運転も15戦ほどは行ってまあまあ感触のいい構築になったんですが、結果は22-14の1604。一度1650までは触れることができたものの、寿司に勝てない、コノヨザルが重すぎるなど、構築の欠陥が多いことに気付かされました。(あともちろんプレイングは雑魚

 

考察

弱保ディンルーの初見殺し性能やアーマーガアの環境への刺さりは強いと感じていたので、この2体は残す方針で考え始めました。削れたアーマーガアを裏から再展開して活躍させるのは難しく感じていたのと、コノヨザル・モロバレルへの遂行速度の上昇を望んで 蜻蛉→ブレバ に変更。カミイーユイの初手にはディンルーが強いのにアーマーガアがテラスを強要されるのは流石に弱いと思って持ち物をオッカの実にしました。

 

裏4体に求める要素は

・ディンルーを出せない時の強い勝ち筋

・寿司の明確な対策

だったのですが、あまり思いつかないままpjcs前日を迎えることになりました。

 

pjcs前日、ぽけっちの会誌印刷の作業があり、同期数人とご飯を食べに行く機会がありました。僕と同じくpjcsに挑戦していた はず(@hzhz373) に持っていく構築を相談したところ、コノヨザルが化け物だという見解が一致し、トリル+コノヨバレルという軸を教えてもらいました。トリル下のバレルはラム鋼テラスタルを考慮しなければほとんどの寿司に圧倒的に強く出れるので、求める条件には完全に合っていました。感謝。

 

しかし、家に帰って構築案をノートに書き出しているうちに、トリル役を誰にしても構築のパワーが足りなそうという結論になり、トリルを諦めてコノヨバレルという並びだけを残すことにしました。この4体ではまだ素早さが足りないので、それを補うコノヨの相方として電磁波を先制で入れられるオーロンゲを採用しました。

 

バレルよりロンゲ相方の方がトリルを貼らない場合は戦いやすい上、壁を張ると弱保ともシナジーがあることから、ディンルーアマガロンゲコノヨを基本選出とすることにしました。

 

チオンジェンや欠伸寿司に初見殺しする補完枠+特殊アタッカー枠として、身代わり瞑想のエナジーハバタクカミを採用しました。

 

構築

個別解説

ディンルー@弱点保険

災いの器 草テラス

251(164)-178(252)-146(4)-×-103(20)-74(68)

 調整意図:A特化、追い風下準速ウィンディ抜き、余りHBD振り分け

地震 地団駄 岩雪崩 守る

 

 種族値の大切さを教えてくれるポケモン地震や岩雪崩で相手を削れるだけ削って裏に繋ぐのが役割ですが、+1ダブルダメージ地震でまあまあ耐久に振ったウインディを落とせるなど並外れた破壊力を持っているので、一匹で試合を決めてしまうことも多くて良かったです。

 チョッキ型が多く環境にいる中で守るは読まれにくいのか、アーマーガアの体力を残したまま追い風守るが決まることが多く、EASY WIN も多くありました。草テラスはモロバレルのキノコの胞子を1ターン透かす為の採用で、イルカマンに強めなのも偉いポイントでした。

 

アーマーガア@オッカの実

ミラーアーマー 毒テラス

205(252)-107-125-×-133(124)-104(132)

 調整意図:追い風下最速テツノツツミ抜き、余りHD

アイアンヘッド ブレイブバード ボディプレス 追い風

 

 ディンルーの相方。基本的には追い風を起動できたら一番通る攻撃を積極的に打って削るだけで無難に強かったです。耐久に余り振っていない眼鏡カミはアイアンヘッドで落とせることがある(H4なら確定)ぐらいの火力はある上、ブレイブバードは威力120の技なので、不意のブレイブバードで舐めた相手を6割ぐらい削ってディンルーで倒すみたいな動きが本当に最強でした。あとアイへ怯みが無限に強いです。

 

オーロンゲ@光の粘土

悪戯心 毒テラス

202(252)-140-128(252)-×-96(4)-80

 調整意図:特にないHB特化、HDの方が強かったかも

電磁波 ソウルクラッシュ リフレクター 光の壁

 

 万能サポーターとしてほとんどの試合に投げることができました。弱点保険ディンルーとの相性も悪くないので、ディンルーオーロンゲ初手のような投げ方をすることもありました。追い風だけでは抜けない相手を追い風+電磁波で抜いて上からディンルーの技を打ったり、ソウルクラッシュで特殊アタッカーに削りを入れつつコノヨザルの餌にしたり、とにかくどの技も強くて使いやすかったです。

 

コノヨザル@食べ残し

負けん気 炎テラス

217(252)-136(4)-144(244)-×-111(4)-111(4)

 調整意図:ビルドの為にAB偶数調整のみしたHB

憤怒の拳 ドレインパンチ ビルドアップ 守る

 

 生半可な技しか打てない構築を全て破壊する耐久特化コノヨザル。詰め性能が鬼高いです。地割れディンルーや特殊アタッカー全般が若干苦手なものの、それらにディンルーがかなり強く、無理やり相手を削ることができるので、後発壁コノヨで相手が詰む展開が作りやすかったです。モロバレルを絡めたサイクル選出を行う際も、耐久振りのおかげで信頼して出せる場面が多く、精神衛生上良かったです。

 炎テラスは鬼火対策とフェアリー耐性を買って採用しましたが、ウィンディにかなり強くて良かったです。負けん気は諸説。

 

モロバレル@ゴツゴツメット

再生力 妖テラス

221(252)-×-134(252)-105-101(4)-50

キノコの胞子 クリアスモッグ 怒りの粉 花粉団子

 

 選出率はそんなに高くないですが、サイクル選出や対寿司、イルカマンで選出し、しっかり仕事をしてくれました。寿司やイルカマンをどうしても速く倒したかったので持ち物はゴツメ、ドヤ顔草テラバが嫌いすぎてフェアリーテラスで採用しました。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

古代活性 水テラス

131(4)-×-103(220)-171(224)-157(12)-191(148)

 調整意図:Bに厚いものを使いたいとしか思ってなかったのでシグマさんの瞑想痛み分けのやつをパクりました。多分Hに振り分けた方が硬い(元記事は痛み分け採用)

ムーンフォース シャドーボール 瞑想 身代わり

 

 コノヨが出せない時の詰ませエースとして採用しました。身代わり+瞑想でチオンジェン絡みに圧倒的に強く、このポケモン一体で詰んでいる選出をされることも多かったです。オーロンゲがあまりにも弱そうな時はコノヨザルと並べて後発で出すこともありました。

 出した試合数自体は少ないですが確実と言っていいほどに活躍していたので、もっと信頼できていればさらに良い結果を得られたかもしれませんが、使いこなすのはめちゃくちゃ難しいと思います。僕は無理でした。

 

 

並び、基本選出

並び

黒でまとまっていて格好良い並びです。

 

基本選出

 追い風展開から壁展開にシフトしていく対面的な選出。毒菱や寿司などでなければほとんどこう投げていたので、3分の2くらいがこれ。テラスはディンルーかコノヨかどちらかに切ります。初手は追い風を打ちたい時は守る追い風or地震追い風、そうでない時(アマガが2行動できそうな時など)は地震アイへなどで雑に削っていくようにしていました。

 

対毒菱

or

 キラフロルをアイへ地震などで迅速に処理し、毒がエースに入る展開を拒否します。チオンジェンがいればカミを出すことが多かったです。テラスはほぼディンルーに切っていました。宿木や胞子がほぼ通らないようにすればチオンジェンやモロバレルを逆に詰ませられる上、なんなら花粉団子でディンルーの弱保を優しく起動してくれれば爆アドです。

対寿司

 相手を雑にコノヨで削りながらウェーブタックルをモロバレルで受けることを目指します。電磁波や胞子、怒りの粉でサポートしてカミの身代わりを残しながらヘイラッシャを突破できたりすると大体勝てます。テラスはカミに切ります。予選での雨寿司or波乗り寿司への勝率は100%で、かなり勝率を盛れました。

 

実際どういう感じだったのか

5/4 会誌印刷+考察

 考察に結構行き詰まっていたので、所属しているポケモンサークルの会誌を印刷しに駒場キャンパスに昼頃から出向き、作業をしました。弱保ディンルーの天啓をくれた海底や当時一緒にpjcs予選を走っていたはずがいたので、ポケモンの話をかなりしました。新歓のお疲れ様会も兼ねて夕食を食べに行った際に、コノヨザルがめちゃくちゃ強いという話になり、イッカネズミの味方袋叩きの他にも、モロバレルの味方タネマシンガンによる憤怒スタック溜めの方法もあるという話を聞いて、耐久にガッツリ振って素早さを捨て、トリルに組み合わせるコノヨザルが強そうという話をしました。また、構築全体で対策必須の並びとして、パオカイ、カミイーユイ、ノオーツツミ、バンギルガンの4つが主に上がりました。

 22時ごろに家に帰って真剣な考察を始めました。現状、上の4つの並びに対してアマガディンルーは

 ・パオカイ:タイプ上アマガがかなり強く、守る+追い風がかなり安定

 ・カミイーユイ:イーユイの草テラバやカミの眼鏡ムンフォがきついが、基本的には有利

 ・ノオーツツミ:凍らなければかなりの削りを遂行できる

 ・バンギルガン:タイプ上ガン有利。バンギのテラスを弱く切らせることも可能

とかなり強く戦えます。この中でやばいのはカミイーユイにタイミングを合わせられてディンルーが何もできずに突破される場合、ノオーツツミに凍らされた場合の二つです。

 これらに対抗できる手段として、話に上がっていたコノヨザルを炎テラスで採用することを決めました。これに加えて、追い風軸で採用する場合、トリル枠を4枠目に加えるのは基本選出として微妙なので、電磁波でコノヨザルの素早さを実質4倍にできるオーロンゲを採用しました。4振りのコノヨザルがエナジーツツミやカミを抜けるようになるのは大分上の問題を解決できるように感じました。

 また、初手に物理2匹を投げる関係で、キラフロルの毒菱展開を拒否しようとするとかなり苦しい立ち回りを強いられると感じたので、毒菱がコノヨザルに入るのを阻止しようという意味でもモロバレルをそのまま採用しようと決めました。軸の都合上コノヨザルの下から動くので、タネマシンガンは不採用にしました。

 最後に、技のダメージではなく変化技で削る宿木チオンジェンや波乗り寿司のような流行している並びに勝てないと思い、朝3時くらいに水テラス瞑想カミを思いつき、採用しました。それまでは本当にトリルを6枠目に採用しようと構築のバランスに四苦八苦していたので、天啓のように思えました。その時点でかなり脳が疲弊していたので、ボックスにいた瞑想痛み分けの水カミを技だけ変えて構築に入れ、エントリーして就寝しました。

5/5 PJCS予選初日

 4時過ぎに長い1日を終えた僕は、昼過ぎに起きて、翌日の対戦オフ「雷撃」に向けての構築を完成させた後、夜になってから潜り始めました。22時から0時半までに9戦潜り(7-2)、仮眠を4時間ほど摂ると、不思議と頭が冴えていたので、初日分の残りの6戦を家から出るまでに一気に消費しました。(5-1)

5/6 雷撃、ボルトチェンジエレキフィールド下でも寝れる男

 初日12-3とかなり気分が良く、ウキウキで雷撃に向かいました。ハバタクカミの欄で少し触れたシグマさんをはじめとする有名強者の方々を多くお見かけすることができてテンションが上がりました。ポケサーでいうと、とんぽけのとうふくんやぽけっちのらいのくんと会うことができました。たなけーさんとも挨拶できて良かったです。

 悲しいことに、雷撃は1-4でドロップとなりました。かなり脳が疲れていたのもあって、昼をらいのくんと話しながら食べた後、すぐに帰宅しました。雷撃の余韻冷めやらぬままの帰宅でしたが、家に帰ると即まどろみに沈みました。

 夜起きると、ポ2のDiscordでコードネームが行われていたので、軽い夜ご飯を食べてから参加しました。深夜1:30くらいにゲームを終えた後、雑談の流れで2:30くらいからpjcs予選の配信を敢行しました。8戦行い、5-3でした。岩雪崩両怯みや吹雪両凍りなどがあり、かなり運が悪い中だったので、そんな下振れの中でも5勝もぎ取ってくれたコノヨザルには感謝です。(確かポ2の配信ではコノヨザルに全幅の信頼を置いていた記憶があります。)

5/7 社不は社不。改善すべき

 そのまま朝まで通話は続き、その場のノリで社不マックオフを行うことになりました。社不マックオフとは、今考えてもその趣旨は意味不明ですが、徹夜して、その明けにマックでエンカウントするという、それだけのものです。

 解散後、会誌印刷の残りを行う予定が元々入っていたので、家で数戦してから集合の11時に間に合うように家を出ました。11時になってもぽけっちメンバーが僕しかいなく作業を始められないという状態の中、ユニくんが数分後に来てくれたので、2戦だけ部室で配信を行いました。下のツイートはその2戦を終えた瞬間のもので、これが瞬間最高順位でした。

 会誌印刷・製本の作業を4時間ほどした後、みんなの前で配信を行いました。最初の2戦は勝利しましたが、そこから2連敗。最高レートの1776はこの2連勝のときに記録したものです。

 2連敗の時には若干下振れを引いていたのもあって、連敗の流れを経とうと次の対戦に潜った時、悲劇が起きました。対戦の序盤、確か2ターン目に、スマホの充電が切れてテザリング切断となってしまったのです。これで心が折れ、一旦落ち着いてから続きを潜ろうと帰宅しました。

 帰宅後も、悪い流れを断ち切ることができず、結果的にはレート1703の着地となりました。練習した別の構築でエントリーだけしていたサブロムを試すも、なかなか勝てず、レート1645、25戦ほどを消化した時点で諦めました。

 失意の中就寝し、僕のpjcs予選は終わりを告げました。

総括

 結果としてみれば、レートを保存していれば予選抜けは望めたので、ただ愚かなことをした人間です。要因としても、徹夜・作業明けの集中力の低い状態や最良ではない環境で潜ったということは自分のせいに他なりません。これを糧として、次の機会に活かせたら良いなと思います。でも、人生の中でもトップクラスに充実したGWになったと思うので、経験としてはとても良いものになりました。というか、良いものじゃなければこんな長々書きません。楽しかったのでこういう公式大会には今後も積極的に参加したいです。