白蟻のすむ本棚

シロアリです!!!!!!!!

11/20 SVバトル(ぽけっち駒場祭企画)

 シロアリです。先日行われた第73回駒場祭で、ぽけっちのスクリーン企画「SVバトル」に参戦してきました。記憶に新しいうちに、考察から当日の心の中の動きに至るまでを言語化してまとめておこうと思います。当日のアーカイブもあるので、是非ご覧ください。ぽけっちの先輩であるこげぱんさん(@kogepannachan)とニフトネさん(Twitter発見できませんでした泣、現在B2の超強い方です)が実況・解説してくださっています。当日の配信のリンクは下の目次「アーカイブ」に貼ってあります。記事の構成としては、時系列に沿ったものにさせていただいております。

ルール

 ・剣盾シーズン9シングル

 ・スカーレットチームは体色「赤」、バイオレットチームは体色「紫」のポケモンしか使用することができない

考察経緯

 参加者は三名、論者大学さん(@yatios1130)とMimicaさん(@Mimica98364497)がスカーレットチーム、僕がバイオレットチームを担当することになりました。使用できるポケモンは以下の通りです。

 

 かなりプールが小さく、僕好みのルールです。更に、スカーレットチームはミラーも想定する必要があるのに対し、僕は一人チームなので対策の幅が半分になっており、かなり有利なルールになっているので負けるわけにはいきません。

 僕がこのプールを見て一番に考えたのは、「バイオレットチーム、積むしかなくね?」ということ。つまり、対面構築やサイクル構築を組むのはほぼ不可能に近く、展開構築を組むしかないということです。

 対面構築を組めない理由として、素の状態からダイマを打って崩壊させるポテンシャルのあるポケモンがいないことがあります。スカーレットチームには強力なダイジェッターであるリザードンウォーグルが存在するのに対し、バイオレットチームのダイジェッターはアタッカーとしては格が一つも二つも落ちるアーマーガアやアーゴヨンクロバット、Gフリーザーなどしか存在せず、それらのポケモンを容易に止めてしまう各種ロトムやポリゴン2が相手には存在します。

 サイクル構築を目指す場合、ロトムポリ2の圧倒的性能やヒヒダルマ剣舞ハッサムによる崩しだけでなく、バシャ、ペンドラーバトンへの無力さが気になります。バトンへのメタ、メタモンがこちらには存在しますが、きっと相手もそれは織り込み済み。そもそも、沼プレイをして解説に「これはどういう意図なのでしょうか(笑)」などと言われた日にはたまったものではないので、サイクル構築などスクリーン企画で握れるはずがないのでした。

 

 そこで、展開構築という軸は決定しました。僕のイメージでは、展開構築は

 ・起点作成役(壁やデバフ、状態異常を撒いて起点を作る)

 ・積みエース(積んで相手の構築を壊滅させるポテンシャルがある)

 ・補完エース(撃ち漏らしを拾うスイーパーだったり、積みエースの天敵を削って範囲に入れる役割だったり色々)

が基本選出になります。積める相手はエースによって異なるので、まずエース役を決定することにしました。そこで僕が最優先事項に置いたのは、対ポリゴン2性能です。相手視点、こちらの強力なエース候補であるポットデス、アーマーガアは対策が必須であり、共にポリゴン2がかなり強気に出て行けます。こちら側のエースがポリゴン2で止まらないというのはかなり重要な条件です。

 まず考えついたのは、壁ロンゲ+鉄壁瞑想レヒレです。ポリゴン2に強く、リザードンやGファイヤーにもタイプ上弱くありません。問題点としては、ロトムハッサムのサイクルで疲弊したとき、能動的な回復手段を持たないことです。リザードンに定数ダメージと合わせられると壁下でも積みに行くのが厳しそうだというダメージ計算が得られた上、メジャーすぎて対策されてそうだなと思ったのもあってこの第一案は却下されました。

 

 この辺りで、ぼんやりとプールを眺めていた時、以前育成したねむねご呪い逆鱗ヌメイルを思い出しました。特殊耐久がずば抜けているヌメルゴンを積みエースに据えれば、現在想定しているロトムやポリゴン2、リザードンは特殊であるので、ハッサムのケアをしっかりすれば安定して積めるのではないかと考えました。この前提に立つと、起点作成役には「ハッサムキリキザンに強い」という条件があると喜ばしいことになります。オーロンゲではない起点作成を探していると、炎打点を持ち、置き土産を覚える神ポケモンスカタンクが幸運にもプールに存在しました!

 見た目では凄く何をするかわからない、スカタンクヌメルゴンを軸に構築を組み始めました。

 逆鱗1ウエポンのヌメルゴンをエースにするにあたって、絶対に選出されたくないのがカプ・ブルル、あまり選出されたくないのが剣舞持ちのハッサムペンドラーバシャーモになります。そこで、バシャーモを除く物理アタッカーに軒並み強く、ロトムやポリゴン2、リザードンの選出をほぼ強制するアーマーガアを基本選出の三体目として採用しました。あまりダイマ適正の高くないヌメルゴンの相方としてはかなり理想的なポケモンだと思っています。

 残り3枠で考えたいのは、バシャーモに対する解答です。アタッカーとバトンどちらにでも対応できるように、スカーフ最速カプ・レヒレ、レッドカードメタモンを用意しました。メタモンのレッドカードの理由は、ここまでダイマして明確に強いポケモンが自分のパーティに少なく、相手のダイマエースをこちらもダイマエースとして使いたいと思ったからです。副産物として、剣舞ハッサムへの解答にもなっていて基本選出ともシナジーがあります。

 あと1枠迷ったのですが、折角プールにいるので、ぽけっちのマスコット、ベベノムの親であるアーゴヨンを採用しました。普通に強いとは思いますが、あまり選出する気はありません。構築上の役割で言えば、カプ・ブルルへの選出圧力です。二つの意味合いを込めてパーティの先頭に配置しました。

 

(以下常体)

 

個別解説

ヌメルゴン@食べ残し

ぬめぬめ 193(220)-126(44)-132(236)-×-171(4)-101(4)

逆鱗 鈍い 眠る 寝言

 H:16n+1で最大 A:無振りラティアスを逆鱗で確定一発 B:余り

 本構築の積みエースかつ嫁枠。好きなポケモンとか嫁ポケモンとかを聞かれた時に、気分にはよるが比較的ヌメラ系統を答えることが多い。基本的には勝算があるのだが、ロトムのトリックとかポリゴン2対面眠る隙に冷凍ビーム凍りとかが負け筋。エースっぽいラティアスポリゴンZがいない限り出す。

 

スカタンク@オボンの実

ゆうばく 203(196)-×-87-91-113(252)-123(60)

置き土産 怖い顔 ヘドロ爆弾 火炎放射

 S:準速キリキザン抜き HD:余り

 起点作成役。火炎放射は対鋼、ヘドロ爆弾はバシャーモの身代わりケア。HDにすることでリザードンに仕事ができるだけでなく、ロトムやポリゴン2に積極的に毒を狙えるので、アーマーガアとも相性は良好。

 

アーマーガア@ゴツゴツメット

ミラーアーマー 205(252)-107-172(252)-×-105-88(4)

ドリルくちばし ボディプレス ビルドアップ 羽休め

 HB:特化

 ダイマ想定で2ウエポン装備した欲張りアーマーガア。仮想敵を狭くとっているので、想定した相手には凄く強く出られると思う。こちらを置き土産後のメインの積みエースにしてヌメルゴンで詰めるパターンも考えられる。

 

カプ・レヒレ@拘りスカーフ

ミストメイカー 145-×-136(4)-147(252)-150-150(252)

波乗り ムーンフォース 冷凍ビーム トリック

 S:最速(バシャーモ意識)

 最速CSのスカーフレヒレ。相手のパーティが意味わからんサイクル構築の時orバシャーモ入りに出す予定。ヌメルゴンとタイプ補完はそれなりにあるので、トリックで強引に起点作成も可能。

 

メタモン@レッドカード

変わり者

変身 155(252)-×-×-×-×-×

 S:最遅厳選できていない(相手にメタモンいないので許してください…)

 剣舞ハッサムとバトンパへの微力なメタ。相手の選出を読みやすくなるかもしれないが、絶対にドヤ顔メタモン対策が相手のパーティには存在するため、あまり選出する予定はない。

 

アーゴヨン@命の珠

ビーストブースト 149(4)-×-93-179(252)-93-190(252)

流星群 ヘドロウェーブ 大文字 悪巧み

 (ダウンロード調整していない)

 普通のアーゴヨン。選出するのは本当にヌメルゴンが無理そうな時だけで、一番期待している仕事は相手にカプ・ブルルを出させないこと。もう少し時間と賢さがあればより良い型を作れたかもしれない。

 

使用PT

コンセプトそのままではあるが、かなり寒色に寄っていて見た目がいいパーティ。

 

基本選出

この並びで基本選出そこ!?となるのを少し期待。配信でこのヌメルゴンが輝いてほしい。

 

実際の対戦

アーカイブ

4:37:28あたりからSVバトルの説明開始

1戦目 シロアリ vs 論者大学 4:43:08~

2戦目 シロアリ vs Mimica 4:56:13~

3戦目 Mimica vs 論者大学 5:16:28~

(敬称略)

 

1戦目 vs論者大学さん

相手のパーティ

 まず最初に思ったのは、「全然見た目赤くなくね?」ということ。エースとして刺さっているのはアーマーガアで、きついのがブースター、ロトムだったため、基本選出のうちヌメルゴンで詰めるプランを取ろうと考えた。

 

選出

 VS 

  スカタンクが出し勝ちからキザンを半分削り、ロトムを突破する大活躍。アーマーガアで詰めて勝ち。スカタンクペンドラーに怖い顔をしたのだけプレミだが、それを上回る構築の強さで勝利した感じがある。勝利

 

2戦目 vsMimicaさん

相手のパーティ

 アーマーガアがあまりにも刺さっていなかったので、代わりにレヒレを選出。イワパレスだけ重いが、メタモンの選出圧力に怯んでくれるのを期待。 

 

選出

 VS 

 ソルロックの大爆発をレヒレで受け、リザードンダイマにHDスカタンクダイマを合わせていなしたことでスカーフリザードンとポリ2というヌメルゴンの格好の餌を盤面に残すことができた。4連寝言不発でTODされかけたが、最後は自覚を見せてくれて勝利。勝利

 

(以下敬体)

総評

 二戦二勝で優勝しました。事前考察が上手くハマって、軸のスカタンクヌメルゴンが共に活躍できたので嬉しいです。敢えてMVPを決めるならスカタンクだと思います。初戦で1.5体持っていき、二戦目では相手の展開とダイマを完全に止め切るという大活躍を見せてくれたので、自分の中の好きなポケモンランキングではかなり上位に食い込みました。(単純)

 これをもってメインホームがガラル地方からパルデア地方に移ることになります。剣盾で最後に育成したポケモンも最後にダイマックスさせたポケモンスカタンクになったわけですが、マイナーも逆張りも好きな僕らしい結果になったと思います。創造性のある型をSVではいっぱい開発できたら嬉しいですね。どうやらスカタンクヌメルゴンもパルデアに内定しているらしいので、第一シーズンは使ってみようかなと思っていますが、活躍できるんでしょうか。

 対戦相手や実況・解説を初めとするこの企画に携わったぽけっちの面々、会場や配信でバイオレットチームを応援してくださった方々、この記事を読んでくださっている皆様、そしてポケットモンスターソード・シールドへの感謝をもってこの記事は締めさせて頂きます。ありがとうございました。