白蟻のすむ本棚

シロアリです!!!!!!!!

11/13,19 ぽけっち部内戦

 こんにちは、シロアリです。先日行われた第73回駒場祭にて、部内戦準優勝という悔しくも嬉しい結果を得ることができたので、個人ブログに準優勝までの過程を残させていただきます。

はじめに

 この記事は、第73回駒場祭「あかねさす」のサークル企画「コマバポケモンけんきゅうじょ」で行われた部内戦の個人的な振り返りです。部内戦の録画が下のリンクに残っている(なんと、こげぱんさんとたなけーさんの実況解説付き!)ので、是非ご覧ください。4:30:00ぐらいから始まります。

www.youtube.com

 

 また、自分の構築は剣盾S35で自らが使用した構築をベースとして、改変を繰り返したものになっています。当時の構築記事も後に記載してありますので、そちらも併せてご覧頂けると嬉しいです。

 

 

部内戦予選(11/13,10人→4人)

考察

 対戦ルールが自分が剣盾での最高記録を残した大怪獣バトルルールだったので、当時の構築

を改良したものを使おうと考えた。変更点は、

①:パルキアの破壊光線を雷に変更

②:ザシアンの電光石火を剣の舞に変更

③:イベルタルの鬱憤晴らしをイカサマに変更

④:黒バドの鬼火を怖い顔に変更

⑤:グラードンの型を大幅に変更

の5点。順に軽く解説。

①:カイオーガの遂行速度を上げる他、ダイマ後のイベルタルや黒バド対面で麻痺を狙う動きが強そうだと考えたため。

②:メタ的なものだが、自分の構築記事を名前だけ読んだ人がいる場合、受け回しをされると面倒くさいと感じたので、一体で強引にイベルネクロを見れるようにした。

③:ザシアンやゼクロムに単純に強くなるため。

④:鬼火をほとんど撃たなかったため。

⑤:より良い型(ほぼ上位互換)が思いついたため。

グラードン@突撃チョッキ

日照り 188(100)-195(196)-160-×-110-150(212)

地均し 断崖の剣 ストーンエッジ シャドークロー

 A:H252ザシアンを断崖の剣で15/16の乱数1発、地均しで確定2発

 HD:特化黒バドレックスの+1アスビ確定耐え

 S:地均し後最速黒バド抜き

 

 マーシャドー、ザシアンには結構余裕を持って役割を持てたので、物理耐久を切り詰めて攻撃と素早さを伸ばした。三体目としての選出を想定することで、堪えるイバンのストッパー性能を捨て、対面で押し勝てる調整にした。(黒バド、ザシアンのストッパー性能を信じた形になる。)イベルタルやホウオウナットに強く出れるようになったのがこの型の強み。

 

 地均し:最強技。ザシアンにも黒バドにも強く出れるだけでなく、(いる場合は)後続で安定して詰める詰め筋にもなる。

 断崖の剣:最大打点。ナットレイを燃やす炎のパンチと迷ったが、環境のナットレイはHDが主流なので押し切れると判断した。

 ストーンエッジイベルタル、ホウオウへの打点。ラス1チョッキイベルとかにも勝ちを残したかった。

 シャドークロー:黒バド、ルナアーラに刺さる技。浮いている相手への命中安定という側面もある。

 

 

 

 この構築を部内戦に持っていくことにした。前期構築の改善案であるため、かなり自信のある構築になったが、前期最終22位のたなけーさんを始めとする強力な面々が並び立つ部内戦、しかもB1での参加は自分一人ということで、緊張して20時以降3度お腹が痛くなってトイレに行った。(部内戦は21:30開始だった)

 

予選大会本番

組分け発表

 参加者10人を2ブロックに分け、各ブロックで行われた総当たり戦の上位2名が決勝トーナメントに進む、という形式で行われた。たなけーさんがいるブロックを引いて素直に絶望した。(たなけーさん以外前期の結果を知らなかったということもある)

 

1戦目 vsMiMiCAさん

相手の構築

 バドで起点を作ってゼクロムゼルネアスで展開する形の構築に見えたので、初手はバドを読んでイベルタル、両エースに強いザシアン、ラストにバドという基本選出で臨んだ。

選出(左自分、右相手)

 VS 

 読み通りバドレックス初手。物理イベルを読み当ててリフレクターを張った(普通に構築読みが上手い)相手のバドをジェットアークで倒し、相手の裏からはゼクロムが。ウォール入りだったのでそらをとぶダイマターンを枯らす動きを取ったところ、弱保型だったのか、イベルタルが着地後のジェットを耐えたので、ちょうどリフレクターも切れてイカサマで突破。ザシアンをバドで詰めて勝ち。勝利 1勝0敗

 

2戦目 vsこげぱんさん

相手の構築

 ホウオウナット相手なので、対策枠のグラードンイベルタルは選出確定。イベルタルがいないことからラスト1体はバドレックスにした。ランドロス以外には初手グラードンが強いが、初手にランドロスが来るということはイベルタルに後投げされないということだと前向きに捉え初手にはグラードンを投げた。

選出

 VS 

 初手は基本出し勝ちの対面だったので強気にストーンエッジを押したら、裏のカイオーガに4割ほど入った。裏をホウオウ、カイオーガをスカーフと読むと、バドレックスが一番役割が薄いと考えられる。→バドを投げるとホウオウ引きされたので、カイオーガの型読みを眼鏡に軌道修正(耐久がないのに、グラードンより遅い可能性が考慮されている)し、ダイマをホウオウに切ることが予想されたので怖い顔を撃った。ダイマを先切りしてくれたので、イベルタルの起点にしてホウオウナットを貫き、ラス1オーガをチョッキグラードンで詰めて勝ち。勝利 2勝0敗

 

3戦目 vsニフトネさん

相手の構築

 自分のザシアンが噛み砕く持ちの上にHDなので、初手投げが安定すると考えて初手ザシアンを決定。ダイマ枠に刺さりのいいグラードン、ラス1に対面駒のバドを投げて選出を確定した。

選出

 VS (不明)

 初手剣舞を積んだら壁が張られた。一回小突いたところ、マジカルフレイムが三割程度しか入らなかったので更に剣舞を積んだら次弾が急所に当たってプランが崩壊。そのあとは普通にイベルタルに滅ぼされた。敗北 2勝1敗

 

4戦目 vsたなけーさん

相手の構築

 ディアルガ入りなので初手パルキア、ジガルデに隙を見せたくなくて対面駒はバドザシを選択。

選出

 VS 

 ヌケニン引きでアース透かし→ザシアンバック読み?鬼火で2ターンで圧倒的不利盤面に。そのままあっさりと負け。何も良いところがなかった。負け 2勝2敗

 

5戦目 ???

 ニフトネさんが3勝1敗で1位抜け、こげぱんさん、たなけーさんと僕が2勝2敗で並んだため、魂の真剣勝負「じゃんけん」が行われた。

相手の構築

 皆がタイピングで「グー」「チョキ」「パー」を変換する場合、「パー」のみが右手→左手→右手と手を2回移す動作が入るため、「グー」「チョキ」の選出率が高いと読み「グー」を選出した。

選出

VSVS

 唯一「チョキ」を選出したたなけーさんが敗れる結果となった。こげぱんさんとのあいこでの勝負だが、もはやあいこになってしまうと「同じ手読み」「さっきの手に勝つ読み」など、手での考慮が含まれてしまうため、タイピング読みはしづらくなってしまう。そこで趣向を変え、全ての手の選出機会を均等にしたいという願い(基本選出が複数ある構築は強い)から、唯一選ばれていない「パー」を選出することにした。

選出(2度目)

VS

 幸運にも勝利を得ることができた。こげぱんさんの選出には「同じ手は出さないだろ読み読み」の意図があったらしい。相手視点の読みの目線に立ち、予測される自分の手の予測から読みを展開するのは高度な心理戦だと感じた。何も手読みをしないことで逆に手読みへのメタが張れていたのかもしれない。 勝ち 3勝2敗

 

総評

 無事に決勝トーナメント(配信卓)に残ることができて安心したと同時に、勝ち上がり方も含めて決勝トーナメントで無様な姿を見せることはできないと感じさせる予選大会になった。自ブロックからはニフトネさんが勝ち上がったため、リベンジできるようメタを貼らなければいけないと感じたと同時に、むしろストレート負けで構築の情報を渡さなくて良かったとも思えた。

 Bブロックの結果待ちの時間に、先輩方とお話をする機会があったのだが、個人的には、どうやらたなけーさんが僕の前期の構築記事を読んで下さっていた、ということが嬉しかった。同時に、どれぐらい部内戦にメタゲームの要素があるかは分からないが、型バレしててストレート負け、という展開だけは避けたいと思った。

 

 

決勝トーナメント(11/19)

考察

 伝説環境においては、個々の種族値の高さから、一手の読み違いが対戦に与える影響が大きいため、相手に型バレor構築バレしていた場合、それを利用して勝つことができると考えた。そこで、6匹の並びは変えずに構築内容で微量のメタを張っていこうと考えた。

 まず、ニフトネさんの壁ダイナ始動への回答として、ザシアンにサイコファングを採用した。じゃれを抜くことでゼクロムカイオーガは多少重くなるが、他の5体で何とかなると考えた。

 ユリアさん、あるめらさんの構築については何も情報を知らないので、「こちらの構築記事を読んでいる仮想敵」を相手に、構築のパワーを落とさずにメタを貼ろうと考えた。僕の構築記事が読まれていた場合、素直に思いつく対抗策が「初手ザシアン」「後発スカーフイベルタル」だと考えられた。そこでパルキアを初手ザシアンに勝てるB振りの弱点保険型、ルギアを後発の詰め駒として使えるHBのアッキの実型に変更して構築を完成させた。

 (一応、ユリアさんについては、伝説2体環境の時期にバドゼルネを使用していたことは知っていたので、その場合は物理イベル+HDベースのザシアンがかなり強く出ていけると考えた。サブプランとして、グラードンダイマの場合の選出も考えてはみた。)

パルキア@弱点保険

プレッシャー 167(12)-×-151(244)-170-140-167(252)

流星群 ハイドロポンプ 大地の力 ダブルウイング

 HB-特化ザシアンの戯れ石火最高乱数2連以外耐え

 まさかのBSパルキアグラードンを汎用性のある型にしたことで、グラードン入りやディアルガ入りには裏にバドレックスを置かずに選出するパターンが存在することから、ステロを許容することができるという考えでラムの実を捨てた。電磁波or電気玉投げつける→ステロ→二体目ザシアンのような展開になれば、痺れなければ、ザシアンまで持っていくポテンシャルがある。

 完全に余談だが、初手ザシアンをジェットストリームで処理してみたいという浅はかな願望から、験担ぎでジェットストリームを買った。

 

 

ルギア@アッキの実

マルチスケイル 213(252)-×-187(156)-110-174-143(100)

エアロブラスト 大地の力 瞑想 自己再生

 S-準速90族抜き

 アッキルギアのテンプレ。積み技がないポケモンに圧倒的に強いので、構築を見て投げれそうだったら積極的に投げたい。実戦を積めてないのがネック。

 

本番

準決勝 vsあるめらさん

相手の構築

 グラードン展開のスタンパに見えたので、パルキアはラムのままでも良かったかもしれないと後悔したが、その場合でも初手パルキアを出して大きく困ることはなさそうなのでパルキア初手ダイマの選出。ステロを撒かれることを見越して裏はグラザシにした。

選出

 VS 

 電気玉投げつけるは想定の範囲内だったが、麻痺バグで2ターンしかダイマを使えず苦しい展開に。麻痺バグがなければ巨獣斬耐えからの弱保アースで裏のザシアンまで倒せたかもしれない。とはいえ、無事に初手ダイマで数的有利を取り、ザシアンザシアン対面の素早さレースに勝ち、理想の最低限の展開(2対1を作る)まで持ち込めた。最後は、速いチョッキグラードンという型がどハマりしダイマディアルガを倒し切ることができて勝利した。

 

決勝 vsニフトネさん

相手の構築

 想定通りの壁展開構築のように見えたので、事前の考察通りザシアンを初手に選出。壁展開以外は相手の構築を知らなかったため、展開構築=積みエースという考えで、非ダイマのもう一体にはストッパーになれるバドレックスを選択した。初手にザシアンが削れてしまいそうな関係上、ダイマエースはイベルタルに強いイベルタルにした。

選出

 VS 

 完全に読み通りの初手展開ができたが、後発のチョッキイベルに詰まされて敗北。巨獣斬のダメージからカイオーガのHBが分かったのでイベルタルよりバドレックスを優先して出せれば強かったり、何ならパルキアの方がイベルタルより刺さってそうだったり、プレイングや選出の反省点は多々あるが、全て結果論と割り切れるレベルのものだったと思う。

総評

 部内戦の決勝トナメというだけで心臓バクバクだったのに、配信卓まで用意されていたので緊張は最高潮で、正直正しいプレイができていたかは今でも分かりません。配信を見てくれていた友人から来ていたLINEが心強かったのを覚えていますが、それ以外はあまり覚えていなかったので上の行動原理も割と書きながら補完した部分もあると思います。それでも、浅薄な言葉にはなりますが、とにかく楽しい思い出になったので、こういう機会にはこれからも積極的に参加していこうと思いました。

(友人とのLINE、掲載許可は取ってないんで怒られたら消します)

 

結果・感想

 楽しかったです!予選に続いてニフトネさんに敗れる結果となってしまいましたが、部内戦準優勝は十分誇れる結果だと思います!実は、ニフトネさんには以前の部内戦企画でも一度敗れていたので、三度目の正直を狙う対戦でした。(詳しくは別記事にしているのでそちらを参照)考察の相性とかもあるのかな?

 次に何かあった時には優勝を狙います🏅ここまで長文の記事になってしまった上、旬を過ぎてしまいましたが、読んでくれた皆様、ありがとうございました。